愛知県尾張一宮にある株式会社秀農業さんのいちご農園に行ってきました。
こちらの農園長加藤さんは、10年前からいちごを作りをされ現在ではいちごの販売はもちろん、
いちご狩り、いちごの商品開発、いちごの海外進出と幅広い活動をされ、6次産業までされている
いちご農家さんです。
『いちごは、ワガママで繊細でまるでお姫様みたいだ。だけど、可愛いからみんな好き』
『このワガママで繊細な性格に答えてあげるからこそ美味しい、いちごが出来るんだ。』
これが私が加藤さんのいちご農園に行って分かった
いちごの新たな美味しい理由についての発見でした。
今回は加藤さんの美味しいいちごの秘訣についてお伝えします。
◼︎美味しい、いちごをお届けする秘訣は、「熟度」「鮮度」「品質」に隠されていた!
美味しいいちご作りには、いちごに合った土作りは欠かせません。
そのためいちごが出来るまでには美味しいいちごが出来ますが、
実はいちごが出来てからが勝負と言う事を知っていますか?
収穫作業には、いちごを美味しく消費者にお届けできる秘訣が隠されていたのです。
今回はその6つをご紹介します。
1、いちごの収穫は中腰で移動する事。
なぜならば、下にしゃがんで収穫をすると
収穫をしていない反対側のいちごを傷つけてしまうからです。
常に姿勢はいちごの事を考えた姿勢で収穫をします。
この狭い道を端から端まで中腰で、
反対側のいちごにぶつからないように慎重に収穫します。
2、収穫するいちごは、赤色が90%の色の物を収穫。
熟度に徹底し、なるべく美味しい状態で消費者にお届けをするためです。
例えば70%の赤色で収穫をしてしまった場合、
消費者の手に届く時には赤く色づいているかもしれませんが、
90%で収穫したいちごに比べたら甘味はどうしてもかけてしまうからです。
3、ヘタが残らないように収穫する事。
いちごを収穫する緑のツタのような部分が残らず葉の部分だけ取るようにする事。
これは、梱包する時の見た目だけではなく、のびたヘタの部分で他のいちごを傷つけないためです。
ヘタが残っているせいで他のいちごが傷つき傷みやすくなる原因を防ぐためです。
4、いちごを触るのは最小限に。
収穫をする時にいちごを沢山触ってしまうと
いちごが傷みやすくなり売り物にならなくなってしまいます。
お客様には、綺麗ないちごをお届けしたい。
そんな思いから、加藤農園のスタッフの方々は
いちごに触れるのはだいたい2回ぐらいみたいです。
収穫をする時と、梱包をする時。
これは本当に難しくプロの技だと思いました!
私も収穫のお手伝いをさせてもらったのですが、
中々一度触っただけでいちごを綺麗に収穫するのは難しいかったです。
5、収穫したら綺麗に並べる
収穫したからOKなのではなく、ここできちんと並べられるかがキーポイントになります。
いちごを傷つける事なく綺麗ないちごを消費者にお届けする事を目指すからです。
下の写真のように積んだいちごを、ここから車で運び梱包をします。
車で運ぶ時には多少の揺れはもちろんしますよね?
そのため、いちごを積む時に、揺れに対応できるように綺麗に並べておかないと、
ちょっとの揺れでいちごがコロコロと動いてしまいます。
いちご同士で傷つけてしまう恐れがあります。
そのため、採ったいちごを箱に詰める作業はとても大切になってきます。
6、いちごに合わせた温度と湿度
ビニールハウスでは、いちごに合わせた温度と湿度にするため、
農作業の服装も脱ぎやすい服がベストです。
作業をする前は寒くて凍えそうでしたが、
途中からロンT1枚でも暑いぐらいになってしまいました。
いちごが暑い時には、涼しくし、
寒い時には暖かくする。
人間に合わせるのではなく、
全てはいちごの状態に合わて室内環境を作っています。
いちご達は過保護に大事に育てられているからこそ、
消費者の元へお届けされる時には甘くて美味しいいちごがお届けされるのだと分かりました。
◼︎いちごの商品紹介
1、生どら
いちごと生クリームが入っている商品
2、いちご大福
贅沢な大きないちごが丸々入っています。いちごがとってもジューシーでまるで採りたてのいちごの用
3、いちごジャム
ケーキ屋さんで作られたジャムなので、より滑らかな舌触りのジャムです。
こちら、以前お手伝いをさせてもらったいちご加工作りの写真です。
加工をする場所にもこだわって信頼できるケーキ屋さんでいちごを美味しく加工する作業をします。
加藤さん、これからも美味しいいちごや商品開発をよろしくお願いします。
◼︎取材先
・株式会社秀農業
・愛知県一宮市大和町苅安賀西下田4
・最寄駅 観音寺
・いちご狩りの予約は
080−3689−0608まで